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自費の補綴物は保険よりも細菌がつきにくい?

2018年10月5日 (金)

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患者さんにとって自費の補綴物と保険の補綴物というのは非常に大きな問題だと思います。実は自費の補綴物と保険の補綴物はそれぞれ持っている性質が大きく異なっていて、治療に際してそれぞれの特徴をよく理解し、メリット・デメリットを把握しながら治療を受けなければ思わぬ後悔をしてしまうことがあります。保険の補綴物と自費の補綴物の違いの一つである清潔さについてしっかりと治療を理解しておきましょう。

 

入れ歯の汚れというのは非常に重要な着眼点です。汚れが溜まってくると入れ歯自体に不快な匂いがこびりついてしまい、多くの患者さんにとって口臭を発していないか非常に不安になることだと思います。補綴物にみられる汚れの大半は細菌などの微生物が塊になっているもので、この細菌が原因となって口内炎が発症したり、入れ歯が不快な匂いを放ったりと非常に多くの問題を引き起こしてしまいます。

 

ここで問題になるのが保険の補綴物と自費の補綴物の清潔さの違いです。実は、保険の補綴物はレジンという樹脂の材料を利用して作られていて、性質上どうしても傷がつきやすくなっています。このため、細かい傷に汚れの原因となる微生物が住み着いてしまい、清潔に保つのが難しくなることがあるのです。一方、自費の補綴物では金属を多用した治療ができるため、長期的に清潔な状態を保つのが非常に容易です。金属を使うと細菌が住み着くような細かい傷がつきにくいので、実は匂いに大きな差が出ることが知られていて、多くの患者さんにとって非常に重要なポイントになります。保険の補綴物と自費の補綴物の違いについてしっかりと知識を身につけておきましょう。

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